. 行政書士組織論: 2月 2015

2015/02/14

資格業とインターネッツ

資格業にとってのインターネットは自己拡張に最適なツールだ思っていますが、このことをまとめておきたいと思います。

僕が資格業(広い意味で法律関係サービス)の世界に入った頃には、既にインターネットが手軽に触れられるようになっていたので、僕にはネットを使わずに資格業をすることが前提としてないです。あらゆる状況でできる限りネットを活用して、仕事しています。

20代後半に独立した時には、当時花盛りだった「ホームページを立ち上げて見込み客を集めよう!」的手法でスタートダッシュをしましたから、ネットがなければ、という前提が成立しないものの、もし仮になかったら、今より事務所経営は上手くいってなかったかも知れません。分かりません(ちなみに今の経営が上手くいっている訳ではありません、毎日痛恨の一撃を食らいながらフラフラになってやってます)。

今現在も、ホームページからの問合せは受けていますし、有料広告もバンバン打ってますけどね、ですが資格業にとってのインターネッツを単に「広告のための道具」と捉えるのは、本質を外していて大局を誤ると思いますし、たぶん大間違いです。

2015/02/11

人と物と金の経営

士業はなまじ「紙とペンがあればできる」などと言われることもあるので、タイトルのようなことまで発想が飛躍することがあまりないのかもしれません。「紙とペンだけあってもできねえよ!」という人も(結構な割合で)いますが、できますよ。できない人は能力が足らんだけです。
事実、つい数年前まで資格業の基本は手書きだったはずですし、依頼者からお借りする過去の書類にはまだまだ手書きのものがたくさんあります。また、不詳私は先の震災時には3日ほど紙とペンだけで仕事しましたし(悲しい思い出ですけどね)。
業務自体は紙とペンだけあればできるので、人や物にお金をかけなくても確かに業務自体は成立してしまいます。キャッシュフローが間に合っていれば、余分なお金も必要ないです。僕自身も3年前までこのスタイルを取っていたので、このスタイルの良さもよく知っているつもりです。

特に行政書士においては、業務単価が下がり傾向だということと、一定以上の売上をコンスタントに上げていくのが比較的難しい資格だと言われているため、あまり固定費をかけずに小規模でやっていくのがどうやら王道スタイルになっているようです。

ですが、僕の所属する法人ではこのスタイルを捨てて、人も物も金もかけて事務所運営をしています。理由は主に2つで、1つ目は既に個人ベースの営業スタイルでは何もかも足りないほどに業務が肥大化していること、2つ目はこうすることに合理的に営業上のメリットがあることです。

以下、各項目をどうするか、総論的に挙げてみたいと思います。