. 行政書士組織論

2025/10/07

クラスチェンジと業務の再定義のこと

お疲れさまです、塩谷です。

いきなりですが以下はこのブログの過去フィードをGeminiに渡して抽出させた、私が持っているらしい行政書士業界の俯瞰的な展望、感想です。
 
目先の業務だけでなく、業界構造の変化、競合の動向、テクノロジーの影響といったマクロな視点から、行政書士の未来を冷静に分析しています。
  • 士業のコモディティ化: 行政書士の定型的な手続き業務は、誰がやっても成果に大差がない「コモディティ商品」であると喝破しています 。そして、それを前提とした上で、価格競争に陥るのではなく、営業や組織化といった別の部分で差別化を図るべきだという戦略を提示しています 。 
  • マーケットの再定義: freeeやMFクラウドといった会計ソフトの台頭により、法務サービスの入り口が士業からテクノロジー企業に移りつつあり、士業が下請け化する未来を予測しています 。これは、業界が直面する脅威を直視し、対策を促す重要な視点です。 
  • 業界の大型化と再編の予測: 税理士業界の事例を参考に、行政書士業界も今後は個人事務所から法人へと売上が移行し、将来的には事務所間の合併や買収(M&A)が起こるだろうと予測しています 。

2025/07/22

撤退戦と漸進的な進歩について

お疲れ様です、塩谷です。

日々暇を見つけてはGeminiと来し方行く末について議論しているのですが、過去の自分の行動にどういう意味があったか検討して、自戒を込めて徹底戦についてまとめておこうと思います。

正確にいつ始めた取り組みなのか忘れましたが、数年前に準備を開始したプロジェクトがグダり、継続が困難になったので撤退することにしました。

始める頃には当然これイケるやろと思って仕込んだことでしたが、私の至らなさと社会情勢の変化によりうまく行かなかった。まあそんなもんかと思いますし、いつもうまくいくことばかりじゃないというか、うまく行かないことばかりなので、撤退しても特にネガティブな感情はないです。嗚呼この計画もうまく行かなかったな、くらいの感想しかない。

2025/01/08

ステータス変更の要諦

お疲れ様です、塩谷です。昨年末で行政書士登録から18年経過し、現在19年目に突入してしまいました。 感慨は、やはり特にありませんね....

行政書士事務所の業容拡大について、適した方法としてステータスを変更するという作業があると思うのでまとめておきたいと思います。ツイッターにちょびっと書いたことをベースにしています。ステータス=属性という意味で考えてもらえれば良いかもしれません。

一口に行政書士といっても様々な属性を持ちながらその職業をしているので、100人の行政書士としての共通項はほぼ「行政書士である」くらいしかないと思われますが、だから5万人の登録者を総論的に検討してもほぼ意味はなく、属性を付与した上で検討するのが良いんじゃないかと思いますね。

例えば、私の友人は行政書士法人を経営しつつ不動産賃貸業を行っていて、不動産賃貸業の収支が高位安定しているらしいので、当然行政書士の方ではあまり突っ込んだリスクを取る必要がなく、ほぼ行政書士業1本の私とはすべきこと、合理性判断なんかは全然変わるんですね。

だからみんな不動産賃貸やろう!という意味ではもちろんない。属性を上方に変更すると業容は拡大する場合が多いです、という論旨です。

2024/06/28

行政書士の期待市場規模

 お疲れ様です、塩谷です。

まず最近の読了本サンプル何冊かいってみましょう。

日本語・琉球諸語による歴史比較言語学
組版造形タイポグラフィ名作精選
ラディカルな意志のスタイルズ
パンクの系譜学

全然読む時間がないのですね、本を読む時間が減っていくと自分がどんどん馬鹿になっていくのを感じる。パンクの系譜学は面白い本でした。パンクといえばアナキズムを連想しやすいと思うが、むしろダダイズムが根底にありますよね。それがテキスト化されたのが良いと思う。

さて、ここ1年くらいでも、行政書士事務所を法人化すべきかという相談とも質問とも言えるコメントをいただきましたが、以前以下のようにまとめているので宜しければご参照のほど。現状でも当時と状況はさほど変わっていないと私は思います。

行政書士の1人法人化についての論考(4)

年間売上3,000万円くらいになり、その後も事業規模を上げようとする場合には検討事項に入るんじゃないの、という感じです。んで、1年完走して3,000じゃなくてもいいのね、そのくらいの時期は月次で様々な変化が起こるので、先月180で今月235だ、来月はもっと行くか的な状態になってきたら事業体としては均して年3,000なんで、月250内外になったらそこを始点として12ヶ月走ったら、で換算すると良いかと思います。

1年走って3,000まで結果を待つと機を失するからですね。過去実績ではなく現在の健康状態でご判断なされるのが良いかと。ドバっと来たときに対応できない。

2023/09/19

大型化への予想(3)

お疲れ様です、塩谷です。

ちょっとだけSNSにも出勤していたんですが、やっぱ駄目ですわ。大気汚染のような感じ、或いはナウシカの腐海の感じですね、嫉みと憎悪とマウンティングのトルネード。やっぱブログですよ、20年前から行政書士が何か言葉を発するのはブログと相場が決まっているんです。もう書かないの、と同じ日に2人から仰っていただいたのだが、辞めたつもりはないんですけどね。

2023/02/21

3年後の世界

2020年の年初は日本にコロナが直撃していましたよね。ちょうど3年前の話ですが、正直言いまして会社潰れると思いました。これまで行政書士事務所をやっていてマジ潰れると思ったのは東日本大震災、コロナの2回ですが、後者の方が自分以外に与える影響が大きくなっていたのでマジで震えました。

日に日に世相が悪くなり、バッドニュースが連発され、経済が終わっていくのを眺めているあの感じは、極小ながら事業を持っている身としては本当に勘弁してほしい、思い出したくない時間ですが、やはりあの時期に何をしていたのかが3年後の今に繋がっているように思います。

2022/08/29

構造とスライド

ども、塩谷です。昨日今日で思ったことをササッとまとめて投稿しておきます。

まず早速ですが最近の読了本のコーナーです。 


かなり陰鬱なダークサイバーパンクですが、現状認識としては完全にそのとおりっていうか、ぐうの音もでない正確さだと思いますね...昔ガタカっていう暗い映画があったが、あんなのに近いすごく後ろ向きな疾走感のある本でした。

ビジネスに関連するかどうかは知らんが、美麗な日本語訳も合わせてかなりお勧めですね、本を読むことが好きだと自認がある方には特に(とにかく暗くて憂鬱な本なんだけどね)。